朴正熙大統領ー日韓の現代6

■李承晩が退陣した後の韓国では、30年余りの長い間、軍事独裁政権が続きます。
文民政治になるのは1993年、わずか12年前。この間は元より、その後も経済危機に見舞われるなど、国も国民も困難な状況にありました。
■日本に対しては、政治的にも文化面でも反日・排日政策がとられてきたことはご存知の通りです。日本文化の全面解禁は、ついこの間、昨年1月のことです。
■一方、日本側には、嫌韓ムードが根強かった。ですから、最近の韓流ブームには韓国の人たちもびっくり仰天、TVなどでも屡々ニュースになっているとか。とにかく凄い変わりようです。みなさんの「冬ソナ」への愛が、韓国と韓国人への愛の発展してくれることを願っています。

話がそれましたが…。
■軍事政権は、朴正熙(ぼくせいき、パクチョンヒ)、全斗渙(ぜんとかん、チョンドファン)、廬泰愚(ノテウ)と3人の大統領が担います。
まず、朴正熙大統領。
朴大統領は、日本の陸軍学校を卒業しています。なんと日本の軍隊である「関東軍」(1919年〜1945年、満州中国東北部から後には強力な大陸政策の推進基地となった強い軍隊)の中尉(役所でいうと係長ぐらいの地位か)で敗戦を迎え、その後韓国の国防軍に入ります。
1961年に軍事革命(クーデター)を起こし、63年に選挙で大統領になる。47歳。そして16年後の1979年、韓国中央情報部長(KCIA)に暗殺されます。63歳。
大統領が高級官僚に射殺されるという異常事態は、日本にも大きな衝撃でした。

★それにしても何故こういうことになったのでしょうか?