2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ご存知の方が多いと思いますが、現在野党ハンナラ党の党総裁を務める朴槿恵氏は、陸夫人との間にできた長女です。朴正熙には未だに国民的人気がある証拠でしょうね。しかし、犠牲もあった、ここ2,3年の朴正熙批判は、ようやくそこに光が当てられるようになっ…

そして、内部崩壊へ

わが小泉首相など足元にも及ばぬほどのやりたい放題ですが、それまでの退廃と沈滞の国を小国ながら強い国にしたいとの朴正熙の強い思いが、軍人に有り勝ちな硬直化した政治文化の中で暴走したとみてよさそうです。 2年後の1974年8月には大統領の命を狙った狙…

永久政権へ

維新憲法といわれる新しい憲法は、 ●統一主体国民会議を新設、この会議による間接選挙で大統領を選出する ●大統領の任期の延長、重任の規制条項なし という大統領権限を無制限に近く強化して、永久独裁体制を狙ったものでした。 それまでの憲法では、李承晩…

日韓の現代 12 朴大統領による10月維新

33年前の今日、1972年10月17日、朴正熙大統領は、何回目かの非常戒厳令を布告し特別宣言を行ないました。「10月維新」といわれる措置を講じます。それは、南北対話などの新局面に対応するために一大維新的な改革が必要として、国会を解散して、新憲法を制定…

清渓川(チョンゲチョン)に清流が戻った

10月1日の朝日新聞に“ソウル都心、「せせらぎ」復活”の記事を発見して嬉しくなりました。このサイトでも紹介しましたが、8月にソウルを訪問した時には、まだ工事中で、これで果たして10月に水が流れるのだろうか、と気になっていたのです。 ソウル中心部の高…

なぜ射殺されたのか?

朴大統領の独裁ぶりが酷くなって、反政府活動が活発化しており、そのことを憂慮したキム部長が犯行に及んだとされています。また、同じ治安機関である大統領警護室との確執も原因と言われています。というのは、この時同席していた警護室長のチャ・チチョル…

1979年10月26日

今から26年前に遡ります。この年の10月26日の夜、韓国の国民、否世界を驚かせた事件が起こりました。“漢江の奇跡”と言われた未曾有の経済成長を実現し、韓国の近代化を進めた大統領、朴正熙が宴会の席で射殺されたのです。それも同じ慶尚北道出身で、側近中…

日韓の現代11 朴大統領射殺事件

10月になりました。このサイトがスタートしたのは昨年の9月、秋夕(チュソク)の頃でしたから、早や1年余りになります。サボリ勝ちながら、続けられたのはみなさまのお陰と改めて感謝しております。 5月から韓国での仕事が始まってなかなか時間が取りにくか…