清渓川(チョンゲチョン)に清流が戻った

10月1日の朝日新聞に“ソウル都心、「せせらぎ」復活”の記事を発見して嬉しくなりました。このサイトでも紹介しましたが、8月にソウルを訪問した時には、まだ工事中で、これで果たして10月に水が流れるのだろうか、と気になっていたのです。

 ソウル中心部の高速道路を取っ払って、川をつくり、都市中心部を流れる漢江から地下パイプで水を引くそうです。2003年から工事を開始、3867億ウォン(約420億円)の工費を投じての大事業です。
 このような大事業、しかもそれは経済活動を阻害するかもしれない、そういう事業がどうして成り立ったのでしょうか。そこには強い政治的なリーダーシップ、政治的な思想があるはずです。
 記事は、「高架道路の撤去で『渋滞が深刻化する』との声もあがっている」と結んでいます。こうした反対の声は当然あるでしょう。どのように説得したのでしょうか。興味を惹かれます。
 そして、この川が市民や観光客にとってどんな憩いの場となるのか、また一つソウルを訪れる楽しみが増えました。