解放からの15年−日韓の現代3

■解放直後、ソ連平壌への侵攻に対して、アメリカのマッカーサーが38度線による分担統治を発表、国土の分断が始まります。こうした動きに対抗して、9月には民族主義者から共産主義者までを含んだ統一戦線が組まれ「朝鮮人民共和国」が樹立されたのですが、アメリカに阻まれます。
■その後も呂運亨(ロ・ウニョン)、金九(キムグ)など民族主義者らによる統一国家をめざす動きは熱気をおびるのですが、指導者の主導権争いも展開されます。
ソウルでは李承晩、平壌では金日成金正日の父)がそれぞれ中心になって、南北で独自の政策を進めていきます。
■やがて・・・
 *1948年8月 南韓で、国連監視団の元の民主選挙により李承晩が大統領に選ばれ「大韓民国」樹立
 * 〃 9月 北朝鮮で、共産政権「朝鮮民主主義人民共和国」樹立
■以後1960年の4.19革命までの15年間、ず〜っと李承晩が大統領です。

★李承晩大統領は徹底的な独裁政治を行ったようです。例えば・・・?