ご無沙汰、お許しください

●気がつくと2月も後半、このページには2月になって一度も書き込んでないというお粗末。いつも訪ねてくださるみなさま、本当にごめんなさい。書くのが嫌になったわけではなく、いろいろ重なって時間がとれなかっただけなのです。


●この間のビッグニュース(もちろん私にとってですが)は、7年近く日本に滞在して私が息子と娘のようにつき合っていた若い韓国人夫婦が最近帰国したことです。

 二人とは、毎日会っていたわけでもないのに、近くに「いる」のと海を越えたソウルに「帰っちゃった」のでは、全く感じが違うということを初めて実感しています。映画や展覧会の案内を見れば、彼女も観たいかも知れないから誘ってみようかとか、新しい食事所に行けばこれは彼の好みだ、今度誘おう、旅に行けば今度は彼等と一緒に来よう、などなど、意識の中にはいつも彼等がいたということでした。

 
●というわけで時間がないというより、珍しく気落ちしたせいかも知れません、日記に向えなかったのは。帰国の日は、ランチを一緒にしてそのあと出発までの数時間はゆっくりおしゃべり、別れの時は3人とも涙でした。


●思えばこの二人もしっかり反日教育を受けてきたのですから、最初から友好的ではありませんでした。警戒して距離をおこうとしていましたね。私の方はそんなことには気がつかないで、お節介の押し売りをしてました。最初の頃は、毎晩日本語学校から帰ったら私宅に寄って復習、1年後ぐらいからは、週末には必ず私宅で食事をしながら1週間の出来事を報告してもらう、など。彼等はシブシブ私の誘いに応じていたようです。

 しかし、帰国の日には「日本で生活してよかった、日本の歴史や文化も勉強できたし、親切な日本人とも知り合えた。いい人たちに囲まれてとても楽しく暮らせた。今はいい思い出ばかりだ」なんて言って私を喜ばせました。

 私も二人とは何でも言い合える仲になって、歴史も含めてお互いの国の批判もやり合ったりできるようになりました。ささやかながら日韓交流が成り立ったかなと思うと嬉しいですね。二人とその家族のみなさんとは一生親戚のようなつき合いができそうです。

 
●これまではこの日記の話題も二人との会話から生まれることが多かったのですが、今後は今まで以上に多方面からの情報収集に努力しなければと思っています。現地直送のニュースなども交えて楽しいものにして行きたいと思ってますので、どうぞ引き続き訪ねてくださいませ。