ソウルの写真

 ソウルには日本の植民地時代の名残りが今も沢山残っています。
 これは、国立博物館(旧朝鮮総督府
 人物の後ろに李朝の王の宮殿だった景福宮の正門が見えます。(2002年10月撮影)ちょっと遠くてわかりにくいですが、堂々として美しい建物です。 
  
 次は1994年に撮影した光化門です。宮殿の内側から撮影したものです。
  

  宮殿の中にはもう一つ興礼門という門があり、その内側からはこんな風に見えました。門のつい鼻先に宮殿とは全く異質な西洋式建物が見えるのでギョッとしたことを覚えています。
  

  この西洋式建物が、日本が建てた朝鮮総督府です。総督府はとても立派で大きくて、二つの門の間一杯に威容を誇っていました。内部にはイタリアの大理石が使われているとか。しかし宮殿の中では全く調和を欠いていました。
  

  日本の支配を忘れないために残しておこうとの意見もあったそうですが、結局1995年に取り壊され最初の写真のように山を背景にした本来の宮殿の姿に戻ったのです。今この建物は宮殿の端の方に移転され、国立博物館として活用されています。