日韓の近現代 No.5

安重根(アンジュウコン)1879-1910
 
 韓国統監であった伊藤博文(69歳)を暗殺した、李氏朝鮮末期の独立運動家です。
 暗殺は、1909年10月26日、中国東北部のハルピン駅で行われました。
☆くわしくは →「伊藤博文暗殺」http://kvision.ne.jp/~momorx/ansatsu1.htm

 理由は、韓国が日本の保護国になったことへの抗議です。
 暗殺によって大韓帝国の国家的英雄となりました。


●韓国統監府は、1905年から1910年までの日本の韓国支配機関。
 伊藤博文は初代の韓国統監でした。統監は、天皇に直属し韓国において日本を代表、初めは外交を統括・監督し、韓国駐さつ軍の指揮権をもっていました。07年からは、立法・行政・人事のすべてについて統監の承認を必要とするなど、韓国内政の実権をもつものになりました。
 そして、「韓国併合」(1910年)によって、韓国総督府に引き継がれます。


●実は、この事件については、ひさごんさんのコメントにあるような驚くべき異説もあります。
しかし、韓国国民の反対を示す事件は他の形でも発生します。


◆■◆ それについて見る前に、第2項の日本の軍事的圧力としては、どのようなことが行われたか見てみましょう。朝鮮への圧力として日本がやったことはどんなことでしょうか。