皇民化政策が続きます。

 日本の朝鮮支配は最初から同化政策であったが、日中戦争の拡大とともに強化され、このころになると朝鮮人を完全に「皇国臣民」(天皇の臣下となること)化する政策が次々に行われます。

 1937年(昭和12)   「皇国臣民の誓詞」の制定。
             児童用と大人用が作られたが、下は児童用です。

             1.私共ハ大日本帝国の臣民デアリマス
             2.私共ハ心ヲ合セテ、天皇陛下ニ忠義ヲ尽シマス
             3.私共ハ忍苦鍛錬シテ、立派ナ強イ国民トナリマス

             <この年の7月に盧溝橋事件、日中全面戦争に>

 
 1938年        第三次朝鮮教育令改正
              ●日本と同じ学校名、同じ教科書、同じ教育方針がとられ
               るようになった。

            国民精神総動員朝鮮連盟の発足
             約10戸からなる愛国班という日本の隣組のような基底組織
             を作り、班ごとに宮城遥拝、「誓詞」の斉唱、国旗(日の
             丸)掲揚、国語(日本語)生活の励行など21項目の実践要
             目が実行さた。物資の配給も愛国班を通して行われた。

 
 1939年        強制連行はじまる。
  
 1940年        「創氏改名」はじまる。
 
 1942年        朝鮮人に対する「徴兵制」施行
              ●「内鮮一体の具現」「同祖同根」であるから、日本人と朝               鮮人はともに「天皇の赤子」とする

              
            朝鮮青年特別錬成令の公布
              ●17歳から21歳の青年の洗脳を意図するが失敗

              
            国語(日本語)普及運動要項発表

 
 1943年        国民動員計画

 
 1944年        国民徴用令
 
            女子挺身隊勤労令
              ●数十万の12歳から40歳までの朝鮮女性が勤労動員さ
               れた。
              ●未婚女性数万人が日本軍の慰安婦にさせられた。

 
 1945年(昭和20)  日本の敗戦によって、朝鮮は植民地から解放される